フルーツサンドが思いのほか好評だったので、個展前に超特急で制作したフルーツケーキのランプ達。
10種のフルーツが入った華やかさ満点の、「気まぐれミックス」
いちご面の可愛さと、ブドウ面の大人っぽさのギャップが魅力の「トリコロール」
色味に統一感があり、とびきり爽やかな印象の「フレッシュ」
単品でも可愛いですが、3個並べて吊るすと相乗効果が働くのかより可愛いです。
置き型でも作れれば良いのですが、この四角のケーキランプは吊るしているのが最高に可愛くて、置き型のランプベースではしっくり来ないので吊り下げのみです。

3つ揃うと、Perfumeが擬物化?したみたいだなと思います。(ミックス→あーちゃん、トリコロール→のっち、フレッシュ→かしゆか)
元々、すごくPerfumeのファンという訳ではないのですが、ふと彼女達にシンパシーを感じる時があります。私自身ではなく、作品の雰囲気が、です。
可愛らしさ・女の子らしい魅力と、都会的な魅力・無機質感・スタイリッシュな感じが融合しているところが、自分の目指す完成系と被るときがあるのです。
いつもではなくて、フルーツ作品や、Perfume(香水瓶)など、女性ウケ抜群そうなモチーフの作品の時によく思います。
ガラスについて
フルーツ部分のこだわり

フルーツは主に、サンドブラスト(砂で削って絵柄を出す技法)と、絵付けで作っています。
サンドブラストが難しいのはダントツで苺です。赤いガラスは高価なので失敗すると凹みます…。しかし苺はフルーツ作品におけるセンターみたいな存在なので、シビアにジャッジします。
そして意外と難しいのがバナナの絵付け。
酸化鉄で出来たガラス用の塗料で絵付けし、約600度で焼成するのですが、バナナの断面はみんな見慣れているので変だとすぐにわかってしまいます。ちゃんとリアルに描かないと「ただの白い丸」ですしね…。

どのフルーツにも共通して気をつけているのは、「ドンピシャな色」で作ることです。
- この赤ガラスじゃ、苺が酸っぱくなる!
- この黒っぽい紫が絶妙な巨峰色だ
- パイナップルは繊維を感じるこのガラスかな〜
などなど、模様や形はステンドグラス用にデフォルメする分、色・質感をドンピシャで選ぶことで「美味しそう!」と思えるように仕上げます。
ただし、一番大事なのはパッと見て、ステンドグラスとして可愛い・美しいこと。
リアルさは二の次です。
例)フレッシュはケーキの具としてリアルに考えると酸っぱそうですが、色味が抜群に可愛いので採用。

在庫限り?の、白いガラス
スポンジ部分に使っている半透明の白いガラスはアメリカのメーカーのもの。
同じ品番でも色味の薄さとか違うので、使う時は切り取る場所を吟味します。
使いやすくて気に入っていたのですが、残念ながら現在は入手が非常に困難になりました。
輸入品なのでそもそも入荷が不安定なのですが、工場が火事になってから品質が変わってしまったそうなのです。
どこの問屋に問い合わせても在庫がなく、我が家の在庫も少なくなってきています。
一応、代わりになりそうなガラスは見つけましたが、ひとまず今の在庫分でケーキランプの制作は止めようかと思っています。
ありがとう、フルーツ達
SNS・個展でもフルーツ作品は好評で、自分の作風として1つ確立できてよかったなぁと思います。
とはいえ、最近フルーツばかりやりすぎて、若干食傷気味なので味変(=違うモチーフでの制作)を楽しんだら、またフルーツ作品の新作も出そうと思います。



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